シーセッド
白いチョークの粉みたいに
夜の気配が肩に残る
壊れたアンプ低いノイズ
きみは黙ってそこにいた
濡れたアスファルト街灯の色
うまく笑えない顔が似合う
どうでもいいって言ったあとほど
言葉の棘だけよく響いた
スロウなライト
ブルーのルーフ
正しくなんてなれないままで
古いルールと浅いジョークが
夜の端から剥がれていく
She said
ここじゃないって小さく言った
She said
きれいごとは似合わないって
She said
ノイズの中で息をして
She said
朝まで消えるな
読みかけのまま伏せたページ
結末だけをまだ嫌ってる
まばたきひとつ遅れるたび
景色のピントがずれていく
黒いカーディガン擦れた袖口
くだらないこと先に話す
平気なふりがうまい人ほど
夜の静けさによく似ている
ルーズなテンポ
グレイのムード
答えじゃなくて余熱を残す
触れないままのその一言が
いちばん長く胸に残った
She said
ここじゃないって小さく言った
She said
きれいごとは似合わないって
She said
ノイズの中で息をして
She said
朝まで消えるな
シャウトの手前で
止まった言葉
救いじゃなくて
ただの体温
それでも夜は
やけに静かで
わたしは少し
目をそらした
She said
戻れないってたしかに聞いた
She said
それでもまだ立っていられる
She said
ノイズの中で息をして
She said
朝まで消えるな
She said
She said
朝まで消えるな