Anti-Eden
午前二時のモニターの青
沈黙だけが部屋を支配する
指先ひとつスクロールするたび
昨日の残骸が浮かび上がる
乾いた喉に錆びたフレーズ
祈りの形式だけまだ残る
救いの顔をしたノイズばかり
わたしの輪郭を削っていく
シャットダウンできない
この鼓動だけ
きれいな終わりを
拒んでいる
Anti-Eden
ここに楽園はない
やさしい光はもういらない
Anti-Eden
名前を剥がして
正しい顔まで壊していく
Anti-Eden
まだ息をしてる
冷たいままで燃えている
黒いガラスに映るまばたき
誰にもなれない顔をしている
愛とか希望とか軽い単語で
塞げる痛みじゃなかったはず
壁越しに鳴る低いビート
心拍だけが同期していく
抱きしめられるより鋭いものを
今夜のわたしは欲しがっている
ミュートした声が
まだうるさい
消したつもりの
火が残ってる
Anti-Eden
ここに楽園はない
やさしい光はもういらない
Anti-Eden
名前を剥がして
正しい顔まで壊していく
Anti-Eden
まだ息をしてる
冷たいままで燃えている
神さまはたぶん
いつも遅すぎる
赦されるより
目を覚ましたい
Anti-Eden
ここに楽園はない
甘い未来ももういらない
Anti-Eden
声を焼きつけて
無音の壁ごと裂いていく
Anti-Eden
まだ終われない
冷たいままで燃えている